制作者より

としまえんは残念ながら2020年8月31日をもって閉園しました
こちらのWEBサイトは2011年当時に閉園反対活動が行われていたアーカイブとして残しております
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2011年9月9日に各メディアで以下のような報道がされました

■としまえん、閉園前提で都が買収案…防災公園化
(読売新聞 - 09月09日 14:33)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110909-OYT1T00643.htm

■「としまえん」が都立公園に 10年以内に着手へ 西武ホールディングスは「売却する予定ない」
(産経ニュース - 09月09日 19:59)
http://sankei.jp.msn.com/life/news/110909/trd11090920000028-n1.htm

■東京都、としまえん買収方針 西武HD「売却予定ない」
(日本経済新聞 - 09月09日 21:11)
http://www.nikkei.com/life/news/article/ 長いので省略

現在のところ西武HDでは「売却の予定はない」とのことで、都から何も連絡は来ていないと言う状況です。

今後、東京都は16日は発表、20日に都民からの意見を募集することになっているようです。

この案に対して反対活動を現在進めようと計画しています。

としまえんは大正15年に開園、運動場、公園、植物園と日本初の複合型レジャー施設の先駆けとも言える施設です。
現在は遊園地、プール、温泉、シネマコンプレックスなど西武HDの運営になってからもその精神を受け継ぎ80年以上の歴史を誇る老舗です。

また練馬区や都内に在住の方ならおじいちゃん、おばちゃんから孫と世代を越えた人が利用し、皆さんのたくさんの思い出が詰まる場所でもあります。景気の低迷から閉鎖を余儀なくされる遊園地も多くありますが、子供から大人までが楽しめ、人々の夢が詰まった老舗の遊園地を閉鎖に追いやる、人々の憩いの場を奪うこの計画には怒りさえも感じます。

東京都によれば東北地方太平洋沖地震により帰宅困難者が都内あふれ、早急に防災公園の整備を進める必要があるとの理由ですが、このとしまえんの地にその必要性がないことも合わせて皆さんにはご理解頂きたいと思います。
としまえんの所在する練馬区向山から半径3km以内には都営、区営を含めた大規模な公園は多数存在します。

光が丘公園(練馬区光が丘)
練馬総合運動場(練馬区練馬)
石神井公園(練馬区石神井台)
城北中央公園(練馬区氷川台)
江古田の森公園(中野区江古田)

さらに練馬区北町には陸上自衛隊練馬駐屯地があり、防災施設となる広大な土地も公園も多くあります。
この時点でとしまえんを公園化する必要性がないと伺えます。また現状のとしまえん内は通常の遊園地と比較をしてもレストランなどの施設が多く、また学校の体育館よりも巨大なプール更衣室は避難設備としての流用に適した施設もあります。現状を維持し園内の免震強化、災害時の対応マニュアルの強化などにより防災施設として十分に機能するものと思います。

また公園化によるデメリットは練馬区の財政、付近の治安にも大きな影響を与えます。
遊園地と公園を比較するといくら夜の立ち入りを禁止したとしても深夜における治安の不安の差は一目瞭然です。
また80年以上の歴史が物語るように西武HD以外の企業が参入する商業施設も多くあり、それにより生計を成り立たせている店舗も少なくありません。豊島園の名前で売り込んだ分譲マンションなどもあります。周辺住民は長年、としまえん渋滞への協力などもしてきました。

ちなみに2011年の夏期、としまえんには3万人以上の来園者を記録した日もあり、地域経済を動かす中心でもあるんです。
さらに一時は低迷した業績も近年は回復傾向にあるそうです。つまりより多くの笑顔がこの地で生まれ、より多くの人々の思い出がまたこの場所に刻まれます。

こんな遊園地を無くしてまで、公園施設の充実した地域に防災公園は必要でしょうか?これまでのとしまえんの歴史は、設立者の強い思い、西武HDの努力、周辺住民の協力、人々の思い出が80年以上の歴史と共に歩んできた財産です。

またアトラクションの中には世界最古のメリーゴーランドで日本機械遺産にも登録された「カルーセル・エルドラド」をはじめ、トラス構造の珍しい支柱、またとしまえんの起伏ある土地を最大限に利用したローラーコースター「サイクロン」、国内では珍しいツイン式の「フライングパイレーツ」など、遊戯物としても非常に価値のあるアトラクションもあります。

何としてでもこのとしまえんは守りたい。人々の笑顔が生まれるこの場所は守りたい。今はその思いでいっぱいです。


都内に在住の方は東京都が実施している意見募集に反対意見を寄せてください。

改定案に対するご意見の募集について(※東京都都市整備局HPから引用)
(1)募集期間
平成23年9月20日(火曜日)から10月19日(水曜日)まで(郵送は当日消印有効)
(2)閲覧方法・場所
・ 東京都都市整備局ホームページ
・ 都市整備局都市づくり政策部緑地景観課の窓口
・ 都民情報ルーム(都庁第一本庁舎3階)
・ 関係区市町(詳細は各区市町の担当課にお尋ねください)
(3)ご意見の提出方法
・ 以下について記載のうえ、「郵送」「ファックス」「電子メール」のいずれかの方法で提出してください。(電話による意見の受付はいたしません)
① 件名「都市計画公園・緑地の整備方針(改定)」(案)への意見
② 住所(区市町村まで)
③ ご意見
(4)提出先
<郵送の場合>
〒163-8001 都市整備局都市づくり政策部緑地景観課
<ファックスの場合>
03-5388-1351
<電子メールの場合>
S0000169@section.metro.tokyo.jp
(最初の「S」の後は、数字の「ゼロ」が4つ続きます)
・ ご意見は日本語で記載してください。
・ ファックス番号、電子メールアドレス等は、お間違いのないようお願いいたします。
・ いただいたご意見に対する個別の回答はいたしかねますので、予めご了承願います。
・ いただいたご意見は、公表させていただくことがあります。
・ メールアドレスなど電子機器の性質上得られた個人情報に関するデータは、個人情報の漏洩防止のため消去いたします。

■詳しくはこちら
「都市計画公園・緑地の整備方針」の改定案を作成しました!
~都民の皆様のご意見を募集します~
http://www.toshiseibi.metro.tokyo.jp/topics/h23/topi036.html

皆さんのとしまえんの楽しかった、または甘い、苦いそんな思い出を振り返りとしまえん存続を強く訴えてとしまえん存続を皆さんで守って行きたいと思います。

一人の力では微々たるものかもしれませんが、力を合わせれば計画を阻止できるはずです。
もし、協力していただけるのでしたら、当HPをブログやツイッターなどで拡散してより多くの方に広めて下さい。
どうか力を貸して下さい。よろしくお願い致します。

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